2012年1月28日土曜日

BMW ファイナルケース 続き

ベアリング類を外したケース
このタイプは受け側にニードルローラーがセットされています。
後期型はたしかテーパーローラーです。(うる覚え)

こうして見ると古代遺跡のようです。










スプラインシャフトとリングギアは溶接にて結合されています。

精密な溶接作業なので森田君にお願いしました。
頼んでよかったです。








バックラッシュを測定して適切なシムで組み込みます。
この後光明丹でアタリを確認します。
測定は気を使う作業です。
きちんとクリアランスを確保していても組み立て方で回り方が違います。
部品にストレスをかけないように丁寧に組み込みます。








なかなかの大仕事でした。
ファイナルケースは故障も少なく中古品が安く出回っているためassy交換しがちです。

今回は旧タイプのケースに1000cc用のギアを組み込みスプラインシャフトを新品にするというこだわりのオーダーです。






2 件のコメント:

  1. すげー、記事の内容が超マジメだ(笑)
    お願いしてよかったです。スラゴのファイナルケースも報われるってもんです!

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  2. 頑張りました。
    身長の30㎝分は真面目成分です。

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